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三嶋一輝が横浜のエースを張る日は来るか

 本日もブログを一本お送りする。
 野球観戦に関わってのものだが、詳細な観戦記はこれまで書いたこともなく、また書いてみて非常に煩雑だった。このような形で記事を書くことはこの先もないかもしれないが、応援している選手に気持ちが届くように書きたいと思う。
1.三嶋投手の1軍昇格
 プロ野球セ・リーグは、広島の25年ぶり優勝に沸いている。私は横浜DeNAベイスターズを応援しているが、前年最下位であった横浜も、今年は最後までCS進出をかけて3位争いをしている。

 中でも、4年目の三嶋一輝投手は世代が近いという理由で、個人的に注目している。三嶋はルーキーイヤーに頭角を現して6勝を挙げるも、2年目以降は伸び悩み、4年目の今年も8月末まで1軍昇格がなかった。
 不安定ながら2軍で好投することもあっただけに、ここまで1軍のマウンドで投げることがなかったのは意外ではあった。それだけ今年の横浜は、先発投手陣の層が厚くなっていたということでもあるだろう。

 三嶋の1軍登録は、前の週に先発した久保康友とZ・ぺトリックの投球内容が思わしくなく、CS進出に向けて先発ローテが再編されたことに伴うものだった。決して今後のローテが確約されている訳ではなく、重圧のかかる中で投げることになったのではないかと思う。

2.三嶋投手の投球内容(8月31日・9月7日)
 三嶋のこれまでの登板は、2試合。自分自身の野球観戦の練習にもよいかと思い、三嶋の投球内容を詳しく振り返ってみることにした。
 ただ、自分の目でオンエアの映像を見ている訳ではなく、試合後にyoutubeで上がっていた動画を見ながら書いたものに過ぎない。表現の稚拙な部分も多いかと思うが、野球好きでありながら野球素人の観戦記ということでおゆるしいただければ幸いである。


◎8月31日(水)対広島22回戦(マツダスタジアム)
【1回】
中 飛、投ゴロ、左 安中 安遊 安四 球空三振

【2回】
二邪飛、左 飛、二 失、二ゴロ

【3回】
左 飛、遊 安、遊併打

【4回】
右 飛、遊ゴロ、右 安見三振

【5回】
遊ゴロ、空三振、中 飛

【6回】
中 本、遊 飛、二ゴロ、一ゴロ

(寸評)
 1回は、3番丸までストライク先行だったものの、丸にヒットを打たれてから、連打を許してしまった。
 1点目の失点は、2死1、2塁という場面。5番鈴木の当たりはショート・倉本のところへ飛んだが、これが悪送球となり先制を許した。これは倉本の捕球と2塁走者・丸の進塁のタイミングが近かったために起きたエラーと思われる。
 続く6番・エルドレッドの当たりも倉本の前に飛ぶ同じような感じだったものの、飛んだ位置が深かったために投げられず内野安打。2点目を失う。
 7番安部にはストライクが1球も入らず四球を与え、大量失点してもおかしくなかったが、8番會澤を変化球で空振り三振。
 綱渡りの初回だったものの、大ピンチを2失点で踏ん張ったことで、粘投への道が開けたのではないか。

 2回は、2死を取るも2番・菊池の当たりをセカンド・エリアンが捕球できずエラーでの出塁を許す。これは捕ってほしい当たりで、不運なランナー。その次の3番・丸もまた、初球を捉えた強い当たりだったものの、これはエリアンが確実に処理して無失点。

 3回、先頭の4番・松山に球数を要し、レフトへ大きな当たりを打たれるもフライで打ち取る。続く5番・鈴木はバットを折りながら内野安打。ただ、続くエルドレッドを併殺に打ち取り、結果的に三者凡退とした。

 4回の先頭・安部も大きな当たり。ライトフライで処理。1死後、9番投手の藪田に3ボール。3-2までカウントを戻したが、右方向へのヒットを許す。これは反省材料ではないかと思う。
 しかし、1番・田中にはファウルで2つのストライクを取り、最後は内角ストレートで見逃し三振。直球の見逃し三振は見ていて気持ちがいい。

 5回、1死から丸に対して3-1となったが、変化球(チェンジアップ?)で空振り三振とする。続く松山はセンターへの大きな当たり。風がなかったことも幸いし、やや余裕を持ってセンター・桑原が捕球した。
 この試合で初めての、完全な形での三者凡退。

 1回の失点後は持ち直していた三嶋だったが、6回の先頭・鈴木にスライダーを捉えられて3点目を失う。
 しかしここで気持ちを切らさず、スライダーでエルドレッドを打ち取り、続く安部・梵も仕留めて最少失点に抑えた。
 三嶋はこの回限りで降板。本人のスタミナというよりも、ロースコアのゲーム展開が考慮されてのものと思われる。決して悪くはない6回3失点の内容ながら、味方が逆転できず、黒星がついた。


◎9月7日(水)対ヤクルト20回戦(横浜スタジアム)
【1回】
四 球、一ゴロ、右 本、遊ゴロ、一ゴロ

【2回】
空三振、一邪飛、中 飛

【3回】
遊ゴロ、二ゴロ、四 球空三振

【4回】
右 本、左 飛、左 2、左 飛、四 球、中 飛

【5回】
中 安、補犠打、空三振空三振

(寸評)
 1回、先頭打者の荒木に対して四球。やはり課題は立ち上がりか。続く坂口の当たりはファースト・ロペスが1塁走者をアウトにするも、バッターランナーは間に合わず。
 続く3番・山田はフルカウントから高めの変化球をホームラン。見逃せばボールという球でもあり、本塁打を打たれたことよりも四球のランナーのために失点が倍になったことを反省すべき一打だった。

 2回、先頭の6番・西浦をカーブで空振り三振。2014年の開幕戦でプロ初本塁打を献上した相手でもあり、思い入れがあったか。後続も詰まらせ、前回登板より早く三者凡退を達成。

 3回、2死から四球でランナーを出し、自身の暴投で得点圏まで進めてしまう。ここで迎えたのは、前の打席でホームランを打っている山田。ここはうまくスライダーが決まって、空振り三振に斬って取った。

 しかし4回、先頭のバレンティンにホームランを許してしまう。味方は直前に1点を勝ち越しており、ゲーム展開の上でも痛い失点。ただ、打たれた球は低めのスライダーで、打った方を褒めるべきと言える。
 1死後、西浦に二塁打を打たれたことで苦しくなったが、打順にも助けられて、最後は9番投手の小川を打ち取った。

 5回もピンチ。先頭の荒木にヒットを許し、続く2番・坂口はバントを決める。3番・山田を迎えたが、外のスライダーで空振り三振。
 なおも2死2塁で4番・バレンティン、という場面が乗り切れるかというところ。ここもスライダーが決まって空振り三振。
 直後の5回ウラ、三嶋の打順で代打に送られた後藤ゴメスがタイムリーヒットを打って、試合の行方を決定づけた。三嶋には今季初勝利がついた。

3.総評・感想
 以上のように、投球内容自体は物足りない印象ではあるものの、ローテ谷間投手の投球としては及第点が与えられると思う。本来三嶋は谷間に留まるような投手ではないだろうが、現状最低限の仕事はしているという評価になるだろうか。

 具体的な成績(結果)を見てみる。1試合目はビジター(マツダスタジアム)で6回3失点、自責1。2試合目はホーム(横浜スタジアム)で5回3失点、自責3。
 1戦目は、初回に不運なエラーが絡んで失点してしまった中、球場の雰囲気に呑まれることなく投げ切ることができたと思う。昇格直後で6回自責1は立派な内容と言えるのではないか。
 2戦目は、2本のホームランを打たれたが、ランナーが少なく、かついずれも仕方ないと切り替えられるもので、致命傷にはならなかった。総じて奪三振も少なかったが、要所で相手の攻撃を断ち切った点は大崩れしなかった大きな要因となった。
 今後、また登板を見てみたいと思える内容と総括できると思う。

 最後に、個人的によかったと思った点と、改善が必要と感じた点をそれぞれ挙げてみたい。
 よかったと思われる点には、
  ①ストレートの球速が最低限出ていた点(145~147km/h)、
  ②失点後のシチュエーションで気持ちを切らさなかった点、
  ③変化球(スライダー)で空振りが取れていた点、が挙がるのではないだろうか。

 逆に改善が必要な点は、
  ①立ち上がりの失点に注意すべきこと、
  ②四球をいかにすくなくするか、
  ③痛打された球は制球し切れなかった変化球が多いという印象を受ける点、
  ④やはり150km/h超のストレートがある程度出てほしいという点、というところになると思われる。

4.味方野手のアシスト
 続いて、野手からのバックアップについて。広島戦でのエラーなど、守備でのアシストはあまり受けられなかったと言えるが、捕手・戸柱恭孝のキャッチングには助けられたのではないかと思われる。
 テレビ画面から見た限りでは、ストライクゾーンに決まっているかどうか危うく見えるボールがいくらかあったものの、審判がストライクと判断してくれた球も多かった。角度の問題もあるが、戸柱の技術の高さも評価すべきであると思う。

 三嶋は初年度、ベテランの鶴岡一成(現・阪神)と組んで好成績を収めていたので、捕手とのコンビネーションも重要になってくると思われる。三嶋―戸柱のバッテリーが定着して、今後も勝ちを重ねてほしい。

9月7日のヒーロー・後藤選手と三嶋投手

 私がよかったと思うのは、9月7日のヤクルト戦が終わった後、同じ法政大学出身の後藤G武敏とともにお立ち台に上がる三嶋を見ることができた点である。

 この日、三嶋が降板する5回オモテまでのスコアは3-3と拮抗しており、予断を許さぬ状況だった。5回ウラの攻撃では2死満塁というところで9番投手に打順がまわり、三嶋は交替となった。
 ピンチヒッターとして送られたのは、右の代打の切り札である後藤。冷静に相手投手・小川の球を見極め、見事に2点タイムリーを放った。
 後藤自身も、怪我など苦しい状況が続いていた中でのヒーローインタビューだった。ベテランながら爽やか受け答えが印象的なハマのゴメスだが、うっすらと涙を湛えている表情からは、これまでの苦労が伝わってきた。

 一方の三嶋は十分な答弁ができなかった場面もあったが、これはインタビュアーにも質問を練ってほしいと注文をつけたくなった。
 1軍に昇格したばかりで、いきなり「チームを代表して」の一言を求めたのは、やや荷が重かったのではないか。それよりも、なかなか1軍に昇格できず悔しい気持ちがありながら、2軍で真っ黒に日焼けしながらその日が来ることを待ち続けた、こういうような点を重点的に引き出すべきではなかったかと思う。

 奇しくも前日のヒーローとなった井納翔一が、「明日は同期入団の三嶋が投げるので応援してください」と言っていた。このようなチームメイトからの励ましも、インタビューのポイントとなり得る点だった。

5.三嶋投手に寄せる希望と期待
 いずれにしても、大崩れはせずに今季初勝利を挙げたことで、三嶋に次の登板機会が与えられることは間違いないと思われる。不安定さを払拭して3度目の登板で完全復活を果たし、CS進出の際には大車輪の活躍をしてほしい。

 そして、数年後には横浜投手陣の一番手として、三嶋の名前が挙がるようになってほしい。ほかの球団ではなく、横浜で大成してくれることを願ってやまない投手である。
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