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大阪の陣2014?

 今年は大坂冬の陣から400年である。奇しくも、かどうかは分からないが、大阪はまさに「天下分け目」とも言うべき分岐点に来ている。言うまでもなく橋下徹市長の辞職問題である。
 橋下氏の掲げる大阪都構想はここにきて多くの問題点が露呈し、その政策的効果には少なからぬ疑問点も提出されている。氏はよく「都構想に反対するなら対案を出せ」と言う。「対案」が出れば、その矛盾を突いて潰せばよいという考えなのだろう。しかし、それは慎重な検討や議論を重ねながら作っていくもので、そもそもボタンの掛け方が違うような気がする。今回の市長選問題では、橋下氏は「都構想に反対するなら出直し選で候補者を立てよ」と求めている。いかにも彼らしい発言だと思う。

 これに対して自民・民主・公明の主要政党は、候補者を立てない方針を早々に表明し、共産党も対応を協議中である。その理由としては、「予算を決める時期に市政が空転する」、「市議会の勢力が変わるわけではない」。ゆえに「出直し選には大義がない」というものである。また、選挙に要する経費も膨大となる。

 しかし、この点については橋下氏の発言を一蹴できないのではないかとも感じる。そもそも地方公共団体の首長を住民の直接選挙で選ぶことができるのは、地方自治の理念を謳った憲法で明確に定められているところだからである。「民主主義の学校」とも言うべき地方自治において、首長選挙という選択の機会を骨抜きにするような動きがよいのかどうか、何とも答えが出ないでいる。

(追記)
 橋下氏は市長辞職を表明後、公明党批判を強め、次期衆院選では公明党が議席を持つ小選挙区に立候補することに意欲を見せ始めた。同党に対する牽制の域を出るかどうか不透明だが、都構想一本に絞る出直し選といいこの件といい、小泉元首相の郵政解散を強く意識しているように映る。

 ただ、辞職表明後の主要政党の動きを併せて見ると、政治手法の上では既成政党がやや上手かとも感じる。大阪政界は正念場を迎えていると思う。
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